GREEN BIRDER's 機材(ボーグ等のAF改造) 随時更新
ここでは私が使用している機材について説明したいと思います。(ブログの方にも説明がありますのであまり重ならない
ような部分を書きます)
ただ、いろんなことをやりすぎて正直自分でも訳が分からなくなっておりますので、2010年9月時点でなんとか生き残っ
た機材を説明することにします。
BORGに付きましては、やはりそのままの状態でマニュアルフォーカスでの運用が画質的に最良なのは言うまで
もありませんので、こういうことをされる方は「得るもの」があればそれなりに「失うもの」があるということをお忘れ無きよう。
※関連ブログ記事は代表的なものだけをリンクしています。その記事の周辺にも散らばっていますので興味のある方は
ブログのカテゴリで抽出してください。
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1.NIKON サンヨン改造(BORG76ED)
実(換算)焦点距離:約600mm(900mm) 前玉:BORG76ED レデューサー:AC NO.3
2010年9月現在の私のエース機材です。
ただ、これがエースになっているのは多分にNIKON D300のお陰です。
私がD300を購入したのは、発売直後でした。私にとってはかなり高額なカメラでしたので、当時は発売前からどうしようか
と悩みまくりましたね。
今思えばここまで使い続けているのである意味お値打ちだったのかも知れません。
シャッターもファイル番号が何廻りしたのか分からないくらい酷使していますが、いままでいっさい故障をしていません。
なぜこれをよく使うのかと考えてみますと、やはりファインダーとドライブ関係の良さが際だっているからでしょう。
つまりカメラとしての基本がきっちりしているということ(ニコンの言う 「カメラネス」が高い)に尽きると思います。
さて、レンズの方に目を向けますと・・・・
改造の方式は前群(前玉)換装です。「AIAF NIKKOR 300mm F4」は古いレンズですが、IF(インナーフォーカス)になっています。
前群のレンズを撤去するとIF部分のみが残ります。IF部分は多分2倍程度のテレコンになっていると思われます。
私は前群を撤去するときに3枚目のレンズを割りましたが、その後よく見てみると、なんと小さなロックねじを外して捻れば
あっさりと抜けることを発見しました。
・・・もう一本改造しようかな(^^)
前玉を抜いたこのサンヨンはTC-16AならぬTC-20Aのようなものになっていますので、適当なところに代わりの前玉を設置
すればうまく機能すると思います。
もちろん口径比は最低でもF8程度までにしておいたほうが無難でしょう。
画質については、いままでいろいろ撮影をしてきましたが、解像感に不満を感じたことはありませんでした。
弱点は光線状態や被写体の状態により青ハロが出やすいことです。
覚悟して使うしかありませんね。
AFスピードは抜けなければそれほど気になりませんが、いったん抜けてしまうと復帰は遅いです。フォーカスリミッターを
うまく使うことができればいける気はします。
裏技としてピントリングをAF時に回転するようにしておき、抜けようとするときに強制的にそれを押さえると、そこからAFは
逆回転を始めますので、多少速くなると思います。
・・・カメラの方に負担が行くと思いますので、あくまで自己責任でお願いします。(^^;)
AFレンジ(AF範囲)は出来上がった焦点距離により変化しますので一概に言えませんが、私の改造レンズの中では一番
広いです。
言い忘れましたが、超重いですよ。D300の縦グリ付きと合わせるとかなりのもんです。
・・・D90とかD7000だと良さそうですが。
関連ブログ記事
前玉がBORG100EDの時の記事
前玉をBORG76EDに変更した時の記事
2.CANON EF100-300USM改造(BORG76ED)
実(換算)焦点距離:約450mm(720mm) 前玉:BORG76ED レデューサー:AC NO.2
ラウンジデジボーグで「Sugiichiさん」に教えてもらったものです。
デビュー当初の愛称は「CANON爆速」でした。
実際AF速度は私にとっては爆速でした。AFが抜けても復帰するのがとにかく速いです。
私がNIKONサンヨン改造をBORG100EDで完成させた直後のことでしたので、そのAF速度の差に唖然としたものです。
このシステムを使うために初めてCANON機(EOS KDX)を購入しました。
それまで何故かNIKON機メインの私は、CANON機を無意識に敬遠していたようで、CANON以外のカメラばかりを使ってい
ました。
いざCANON機を使ってみると、けっこう使いやすいし画質(色合いやノイズリダクションなど)もやはり洗練されているように
思いました。
その後40Dを追加しましたが、これもまたすばらしいと思いました。
両機とも中古購入でしたが、このレベルのカメラが型遅れとはいえ破格の値段で買えてしまうことに驚きを禁じ得ませんで
した。今でも十分なレベルだと私は思いますけどね。
ただ、40Dについては2万ショット位のところでシャッターが故障しました。幸いにも5年保証がありましたので、無料で修理
することができましたが。(逆にラッキーですね)
レンズに付きましては、さんざんブログの方で長所・短所を書いてきましたので、今更なのですが、問題はフレアと周辺減光
とボケ方ですね。
ただ、フレアとボケ方は光線状態と被写体の状況によりますので、あまり気にならなくなりました。
周辺減光については、PHOTOSHOPで調整するアクションを作りましたので、これもあまり気にならなくなりました。
私の目には調整後の画像もそれほど悪くなっているようには見えませんので、これ以上しつこくレンズの方を調整する気は
無くなりました。
それよりも今の状態で固定して、とにかく使いまくることを優先しようと思います。
レンズは写真を撮るための道具、道具は永く使ってこそ手になじむものなのですから。
と言いつつ、またすぐに組み直したりして。(^^;)
関連ブログ記事
このレンズがデビューしたときの記事です。
すぐに組み直しました(^^;)
今回の組み直しは前玉やACクローズアップの位置は変更しませんでしたが、いままで筒先に固定していたACクローズアップを、
前玉の移動と合わせて移動するようにしました。これにより、ドローチューブの引き出し量に対するピントの移動量が増大しました。
ドローチューブを一杯に引き出したときのピントの位置は、カメラから約1.8m、筒先から1.4m位の所に来ましたので、撮影倍率は
1:0.4となり望遠マクロ的な使い方が出来るようになりました。画質は周辺は多少良くない感じはしますが、おおむね良好といった
ところです。
関連ブログ記事
組み直したときの記事です。
3−1.NIKKOR 75-300改造(BORG100ED)
実(換算)焦点距離:約400mm(600mm) 前玉:BORG100ED AFレンズ:AC NO.2
NIKON D90を導入したため、一旦はCANON用にしていた100EDをNIKON用に組み直しました。
組み直しの手間はほとんどありませんので、いつでも戻すことは出来ます。
組み合わせるカメラがD300からD90に変わりましたので、総重量的にはずいぶん軽くなりましたが、筒先の方に重心が
移ってしまいトップヘビーになってしましたので、思ったより楽にはなりませんでした。
ベースになっているNIKKOR 75-300は金属をふんだんに使ったゴージャスなレンズですが、SIGMA 70-300DLに比べる
と前玉の移動量が少ないため、AFレンジは狭くなっています。(シグマの方は改造してますが)
また、直進ズームですので、本来ドローチューブのように使えるはずなのですが、この個体は一杯に引き出したところで
軽く固着するような感じになりますので、いまのところ近接撮影はやりにくいです。
近接撮影以外の使い心地は悪くありません。AFはオリジナルの前玉と違う焦点距離のAFレンズを使う関係で一発で決
まる感じはあまりありませんが、なんとか大型の鳥の飛翔ぐらいなら追従するようです。
一番の美点はリアテレコンで焦点距離を伸ばして使えることです。
実戦で使用するときは、基本的にSIGMA1.4xのテレコンを付けて840mmとし、被写体に寄りにくい時はKENKO2x改造
テレコンに付け替えて1200mmとして対応します。また、光量が少ないときはテレコンを外して600mmとして100mmの
前玉の恩恵に預かろうという作戦です。
画質については単体で見ればそれほど不満はありませんが、やはり他の76EDを使用したシステムに比べると若干甘い
印象を受けます。
ただ、100mmの前玉で撮影する画は、76mmで撮影する画とは何かが違うような気がします。抜けというか空気感というか
・・・良く分かりませんが(^^)
関連ブログ記事
このレンズがデビューしたときの記事です。
NIKON D90を導入し、本格運用し始めた時の記事です。
3−2.SIGMA 70-300DL改造(BORG100ED)
実(換算)焦点距離:約400mm(640mm) 前玉:BORG100ED AFレンズ:AC NO.2
このシステムはBORG100EDを活かそうと思って作ったものです。
私の100EDは、今まで何回も撮影をしてきた経験で言うと、どう考えても76EDより解像感が低いと思われます。当初の目論見
は当然のことながら76EDよりも長焦点で使うことでしたが、思ったような結果が出ないため、思い切って短くして使うことにしました。
また、100EDはそのまま使うと鏡筒がとても長くなり、さらに76EDよりも随分重いため、気軽に持ち出すようなものではありませ
んでしたので、短く使うのは一石二鳥の良いアイディアだと思います。
改造のベースレンズはシグマの70-300DLで、かなり古いタイプのようで中古ショップで2000円でした。
あまり深く考えずに購入しましたが、一つとんでもなく不都合なことが発生しました。
それは40Dで使用すると、AIサーボの設定では連写速度ががた落ちすることでした。
せっかくの明るいレンズなのに動体撮影がし辛いという何ともちぐはぐな状態です。
実に悩ましい。・・・(^^;)
現在は40Dで使うときは、AFモードをワンショットに設定していますが、ここぞと言うときにシャッターが落ちずに困ってしまうことも
多々ありました。
そのためこのシステムはもっぱらKDXで使うようにしています。
もともと連写性能が遅いKDXだとAIサーボに設定しても連写速度に変化はありませんので。
どうもCANON機はこういうパターンで嵌ることが多いような気がします。
絞りの設置についてもKDXではAFが効くのに、40Dでは効かないですし・・・そういう仕様なんでしょうが、改造好きにはちょっとやっ
かいですね。
いつになるか分かりませんが、ベースレンズの変更をしたいと思っています。今度は40Dでも連写速度が落ちないものを選びたいと
思っています。
関連ブログ記事
このレンズがデビューしたときの記事です。
4.BORG 45ED2+CASIO EX-FC150
実(換算)焦点距離:約200mm(1000mm) 前玉:BORG45ED2 レデューサー:AC NO.2
AFレンズ:AC80mm(φ23mm)
このシステムは楽しいですよ。
直焦点ですが、デジスコ並みの換算焦点距離がいとも簡単に実現できてしまいます。
しかもローコスト。
私はFC150を2台改造して使っていますが、1台はAF仕様、1台はMF仕様になっています。
AF仕様のものは組み合わせるレンズの焦点距離の約5倍の換算焦点距離、MF仕様のものは約6倍の換算焦点距離に
なります。
BORG45ED2は325mmですからそのまま付ければ、AF仕様で約1625mm(口径比約F6.1)、MF仕様で1950mm(口径比
約F7.2)という夢のようなスペックです。
さらに対物レンズをBORG76EDにすると・・・AF仕様で約2500mm、MF仕様では3000mmとなります。
十分デジスコと張り合えるのではないでしょうか。
問題はそんな長い換算焦点距離のシステムでどうやってピントを合わせてぶらさずに撮るかですが。(^^;)
AF仕様の方は少なくともピントについては多少楽に合わせられますが、MF仕様の場合はFC150についているMFモードの
拡大機能をうまく使うことが必要でしょう。
ブレについては、これはもうデジスコのノウハウがそのまま必要になりますね。幸いシステム自体は軽く仕上がりますので、
それほど三脚の耐荷重にこだわらなくても良いとは思います。
また、レリーズケーブルは同じメーカーのEX-F1付属のものがそのまま使えるようです。カメラ店で部品扱いで購入できるよう
な話を聞きましたので、私もそのうちゲットしようと思っています。
焦点距離を長く使う方向は以上のような感じになりますが、今私が使っているのはBORG45ED2にレデューサーとしてACNo.2
を組み合わせて換算約1000mmとするパターンです。
口径比は約F3.7となりますので、比較的高速シャッターを切ることができます。これにより十分手持ちでも撮影することが可能
になります。・・・FC150はISO200で使います。
最近私としてはデジイチを使うことが多いので出番があまりありませんが、今後是非ともチャレンジしたいのがHS動画ですね。
このカシオのFCシリーズはHS動画の画質が良いように思います。FC100の時にたまに使っていましたが、とてもシャープな画
で撮影できたように思います。
このHS動画のためだけならFC100を改造するのは、いまだによい選択だと思いますけどね。
ただ、これを使って面白い絵になるのはやはり飛びもの。
背面液晶で飛びものを撮るのは至難の業ですので、しばらく練習を積まなくてはいけませんね。
ちなみにMF仕様のものはAIAF NIKKOR80-200F2.8と組み合わせています。
システムとしてみると換算約480-1200mmF2.8という、これまた夢のようなスペック。
ただし、このレンズは解放ではFC150のイメージャーのドットピッチについていけませんので、1〜2クリック絞って使う方が良い
でしょう。
HS動画は基本的にマニュアルフォーカスで撮らなくてはなりませんので、どちらかと言えばAF仕様よりもMF仕様のほうが合っ
ているように思います。
ブログに動画をどうやってアップするかをまだ知りませんので、今後勉強していつかサンプルを披露したいものだと思います。
関連ブログ記事
FC100時代の記事
FC150を改造したときの記事
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以下は使用頻度が低いもの
真ん中が「OLYMPUS ZD25改造(BORG76ED)+PANASONIC DMC-G1」、
奥が「NIKKOR 50/1.4改造(BORG100ED)+NIKON D300」、
手前は「BORG45ED2+CASIO EX-FC100(現在故障中)」です。
5.OLYMPUS ZD25改造(BORG76ED)+PANASONIC DMC-G1
実(換算)焦点距離:約860mm(1720mm) 前玉:BORG76ED AFレンズ:1.6xテレコン
私のAF化第2号機。
三脚及びレリーズ必須。今後もいざと言うときに現場で選ばれる機材になる可能性は低いと思います。
6.NIKKOR 50/1.4改造(BORG100ED)+NIKON D300
実(換算)焦点距離:約500mm(750mm) 前玉:BORG100ED AFレンズ:AC NO.3
私のAF化第1号機。画質は悪くないけど、AFの収まりが悪く、長くて重くなるのでこれはお蔵入りですね。
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